刈羽黒姫山の南麓に位置する、新潟県柏崎市高柳町は日本の懐かしい原風景に出会える山里です。高柳町には、19の集落があり、大きく高柳地域、門出地域、石黒地域の3地域(旧小学校区)に分けられます。
高柳地域
岡野町集落が高柳全体の中心地で、地域事務所(市役所支所)や郵便局、診療所などがあります。
高尾集落にある「じょんのび村」は、30数年前当時の高柳町が町の命運をかけて作った温泉を中心に宿泊や食事を楽しめる施設があります。ここの温泉はモール泉で泉質「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉」女性には嬉しい美肌の湯だそうです。
「じょんのび村」のとなりには、「こども自然王国」という大型児童館があります。ここでは、高柳の自然をフィールドに自然・昆虫観察、キャンプやカヌーなどのアウトドアを楽しむことができます。
荻ノ島集落には、集落で経営するかやぶきの民宿があります。宿を切り盛りしてくれているのは、移住してきてくれた若いご夫婦です。
となりには、休日営業のかやぶきカフェもあり、かやぶき型のシフォンケーキに雪に見立てたホイップをどっさりかける「豪雪ケーキ」が人気です。
塩沢集落にはパン屋「麦麦ベイク」があります。「地域の朝ごはんになりたい」と朝7時に開店します。パン屋のご主人は、山をこよなく愛する人で、地元の刈羽黒姫山はもとより、ひまがなくてもあちこちの山登りに行っています。
門出地域
「かどいで」と読みます。
地域を愛する個性的な方々が多いところです。
地域でかやぶきの民宿を経営しており、そこの料理は地元のお母さん方が作っています。
ナス、なますカボチャ、里芋、たくあんなど、高柳の食卓で食べられていたご馳走が並びます。特にみそ汁が、ほんとに上手くて、おかわり確実です。
最近は、インバウンドの方も多く、そんな時は、身振り手振りとスマホの翻訳アプリでコミュニケーションをとるそうです。
門出和紙という和紙工房があり、自ら楮も栽培しています。日本酒「久保田」のラベルもここで作られています。また、門出和紙の代表、小林康生さんと隈研吾さん(建築家)は30年来の親交があり、隈さん設計の内装には、門出和紙が数多く使われています。(陽の楽家、サントリー美術館、ジャパンハウスなど)
石黒地域
高柳のなかでも、山間の地域で、雪が3~4m積もります。
稲作が中心で、山間でありながら高柳のなかでもいち早く機械化(トラクター、田植機、コンバイン)を取り入れた地域です。
厳しい自然環境であるが故、屈強な人が多く、80歳を過ぎても稲作を続ける鉄人が何人もいます。
板畑という集落に上がれば、遠く越後三山や三国山脈などの連なる山々のパノラマが現れます。